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赤岳 阿弥陀岳 権現岳 ギボシ 編笠山 西岳 横岳 立場岳 硫黄岳
峰の松目 根石岳 天狗岳 中山 にゅう 茶臼山 縞枯山 八柱山 蓼科山
八ヶ岳横断歩道             

赤岳(2899m)

言わずと知れた八ヶ岳の盟主。
もし日帰りをするならば山梨県側の真教寺尾根、もしくは県界尾根を経て頂上に達し、長野県の美濃戸へ下るのが、東から西へと太陽の動きに沿って登るので常に順光の赤岳の姿を眺めながら登り、そして下ることができる点で有利。
しかし、両尾根とも上部は鎖場の連続、距離的にも相当な強行軍。
日帰りならば美濃戸まで車で入って往復するのが一番楽でしょう。山中泊ならば、小屋がたくさんあるのでプランはよりどりみどりです。頂上の展望は特筆すべき。
ただし、北峰を占める山小屋は目障り。

阿弥陀岳(2805m)

長野県側から見ると、むしろ赤岳より目立つ山。逆に山梨県側からは見えにくい山。
大抵のガイドブックでは下山ルートに設定されている御小屋尾根を登るのがお勧め。静かな山旅が楽しめます。
森林限界を越えてからの登りは豪快そのもの。美濃戸口を起点にきれいな周遊コースがとれます。赤岳を組み合わせるのも可能だが、日帰りでは欲張りすぎ。
日帰りでは一日一山が好ましいのではないでしょうか。
またこの山は、中央稜〜御小屋尾根、南稜〜御小屋尾根といった周遊コースもとれる。この場合、起点は舟山十字路となります。ただし、ハイキング気分では少し難しいと思います。
頂上は小広く、宗教登山の名残の石碑や石仏が目に付く。
眺めは当然圧巻。赤岳を始め、八ヶ岳主要山岳の大伽藍を望む絶好の展望台。

権現岳(2715m)

八ヶ岳では『ロッジ山旅』からもっとも近いところにその登山口があります。すなわち天女山です。
ロッジからおよそ10分。そこから往復もいいし、帰りは三ツ頭から甲斐小泉のルートをとってもよい。また観音平から登って、編笠山を組み合わせたプランもいいでしょう。
ただし難易度は増します。頂上からは何と言っても赤岳と阿弥陀岳の両雄の横並びがまさしく圧巻。


ギボシ(2700m)

見る位置によっては権現岳より目立つ鋭峰。
権現岳から青年小屋へ下るとき、登山道はこの頂上からそれてしまうが、ほんのわずかの距離なので往復してみることをお勧めします。


編笠山(2524m)

普通この山は観音平から登ることが多いのですが、私のお勧めは何と言っても、富士見高原のゴルフ場の脇から登るコースです。
盃流しから上の森の中の径は、特に新緑や紅葉の時季には最高の雰囲気。西岳を組み合わせるときれいな周遊コースがとれます。


西岳(2398m)

富士見高原別荘地の奥から、一般車通行止の林道をたどって不動清水から登山道に入るのが最も近いが、少し分かりにくい。
前述の富士見高原ゴルフ場の脇から登るのが分かり易いでしょう。時間的にもそう大差ないと思います。編笠山を組み合わせ周遊するのもいいが、西岳のみの往復でも満足できるはず。ここならではの八ヶ岳主稜の眺め、中部山岳の眺めも素晴らしい。


横岳(2829m)

この山だけを目指す一般ルートは海ノ口別荘地の奥から始まる杣添尾根しかありません。単調といわれるこの尾根も森林限界で突然姿を現す赤岳の勇姿に充分報われるものがあるでしょう。
美濃戸を起点に硫黄岳、赤岳を組み合わせて登ることも可能ですが、横岳最高点に達するには、いずれにせよ八ヶ岳でもっともスリリングな岩稜歩きは避けられません。もっとも、横岳の魅力はそこにあるともいえます。岩稜に咲き乱れる高嶺の花も楽しみです。


立場岳(2380m)


一般的には阿弥陀岳南稜を目指すとき通過する山ですが、この山だけを目的に登っても何ら不足はありません。といっても、この山じたいの最高点はなんの変哲もない林の中です。ここを少し南稜方向へたどった青ナギがハイライト。
広河原沢方面へなぎ落ちた砂れきの斜面越しに阿弥陀岳の広河原沢奥壁を正面に望み、迫力満点。また、霧ヶ峰、美ヶ原を隔て、北アルプスの屏風のような山並み。雪のある季節なら槍ヶ岳の穂を指摘するのもいとも簡単なことです。


硫黄岳(2760m)

東側の稲子湯からでも日帰り可能ですが、少々厳しい。一般的には美濃戸から赤岳鉱泉を経て登ることになるでしょう。余力があれば横岳を経て一周すればいいでしょう。硫黄岳だけを目指すのなら、桜平からオーレン小屋を経て登り、夏沢峠から戻るのがお勧めです。爆裂火口の荒々しさ、高山植物の絢爛がみものです。

峰の松目(2567m)

桜平から硫黄岳を目指すとき、ぜひ立ち寄ってほしいのがこの山。オーレン小屋で開いた道をたどれば難無く達することができます。頂上じたいは林の中で展望はないが、その手前に展望台があって、そこからの横岳、赤岳、阿弥陀岳の眺めはここならではのもの。
桜平までは車で入れるが、悪路。

根石岳(2603m)

夏沢峠から展望の利かない箕冠山を越えて飛び出した鞍部から根石岳にかけてはコマクサの群落がある。ひと登りした狭い頂上からは北八ヶ岳の眺望が広がる。稲子湯を起点に夏沢峠と中山峠を結ぶプランがお勧めですが、多少強行軍。ま、山中にはそれこそ選択に困るくらい小屋があって、手ぐすねひいてあなたのお越しを待っているというわけです。


天狗岳(2646m西天狗岳)

西側の唐沢鉱泉から東西天狗岳に登り、黒百合平を経て周遊するのが、車を利用した場合絶好の周遊コース。南北八ヶ岳の特徴、即ちアルペン的風貌、深い苔蒸した森林帯、一日でこれが味わえます。


中山(2496m)

広い中山展望台は四囲の眺めを楽しみながらのんびり昼飯を食うには絶好のところ。西側から渋の湯起点、東側は稲子湯起点、北側からならば麦草峠を起点にしていずれも周遊コースがとれる。一番楽なのは、高い標高まで車で行ける麦草峠から。

にゅう(2352m)

森林帯から突き出た可愛い岩峰。麦草峠、稲子湯から周遊するのがいいでしょう。佐久平を隔てた山々の眺めが素晴らしい。稲子岳の斜面に遠く富士山も顔を出します。

茶臼山(2384m)

麦草峠から縞枯山へ登る途中通過するが、欲張って歩きたくない時はこの山だけ登るだけでも満足できるでしょう。縞枯山の縞枯現象を見るにはこの山が絶好の場所。縦走路から少し入ったところに展望台があります。


縞枯山(2403m)

この山の最高点は縦走路上の何の特徴もないところにあって、展望もない。三角点のある場所が展望台。

八柱山(2114m)

麦草峠から雨池経由で達するのが一般的。終始、苔蒸した森林を歩くコース。幽邃な雰囲気が何ともいえない。
さてここから北の山々は、『ロッジ山旅』から日帰りするには、ピラタスロープウェイを利用して巡ることになると思います。私のお勧めは、少し足をのばして大河原峠に車を置き、双子山、双子池、大岳、横岳、亀甲池を経由して帰ってくるコース。

蓼科山(2530m)

蓼科山登山口から頂上、天祥寺原を経て、竜源橋へ戻るのがオーソ ドックス。余力がある人は大河原峠まで足を延ばせば、蓼科山まるかじりとなるでしょう。

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