『ロッジ山旅』の位置する八ヶ岳の南の裾野に拡がる高原は、日本でもっとも日照時間の長い、すなわち天気の良い地域です。
彼方、甲府盆地を隔ててそびえる秀麗富士、間近に、日本第二の高峰北岳、南アルプス最北の名山甲斐駒ヶ岳、そして、深田久弥をして「本州中部で、この山頂から見落とされる山はほとんどないと言っていい」と言わしめた八ヶ岳の主峰赤岳、奥秩父山地の盟主金峰山、奇峰瑞牆山を望み、少し高みに上がれば、御嶽山、中央アルプス、乗鞍岳、北アルプスまで視野に入ります。
これら日本を代表する山々に登るもよし、それらが眺められる高原をさすらうもよし、四季を通じて山の楽しみの尽きない場所です。
年々道路網が整備されて、山へのアプローチも車が主流となってまいりました。その是非はともかくとして、車を利用すればロッジから1時間程度で達せられる登山口は、とても数えきれるものではありません。
地の利を生かし、季節を選べば前述のような日本を代表する山々でも日帰りが可能です。そして、それらの名峰を眺める山旅が楽しめる幾多の低山歩き。これはこの地方ならではの山の楽しみといっていいでしょう。『ロッジ山旅』の立地選定の理由もそこにありました。
『ロッジ山旅』は山へ行く人を見送り、山から帰った人を迎えるベースキャンプです。
ここではロッジから日帰り可能な山について述べたいと思います。ただし、その山が誰にでも日帰り可能というわけではありませんし、その必要もありません。おのおのが自分の力量で登ればいいだけの話です。
有名な山について解説をくわえるのは屋上屋を架すきらいもありますが、素通りするわけにもいきませんので私の経験からのコメントを加えることにします。どうぞ、山のガイドや地図を参照してください。
特に、山の楽しみは国土地理院の地形図を携えてこそ。自分の登る山には必ずその山域の地図を携帯してほしいと思います。
車で行ったからには車へ戻らなければならないのがマイカー登山のネックです。
うまく周遊コースを設定できればそれに越したことはありませんが、公共交通、タクシーを利用するのも手です。
『ロッジ山旅』の送迎サービスを利用すれば、ありとあらゆるプランが考えられます。ご相談下さい。
首都圏からいらっしゃる方なら、一日目、大菩薩の山に登り、そのまま『ロッジ山旅』に直行、翌日ロッジ近辺の山に遊ぶ。高速道路を使えば大菩薩の登山口から『ロッジ山旅』までわずか1時間程度です。
名古屋方面からなら、1日目を伊那や木曽の山に遊び、そのまま『ロッジ山旅』に、という案はどうでしょう。プランを練るのも山の楽しみのひとつです。
もちろん、前夜『ロッジ山旅』に到着、ゆっくり休んで、早朝から赤岳に挑戦するのもいいでしょう。
ひとつひとつの山に関してのもっと詳しい情報を知りたい方はその旨電話、ファックス、eメールにてご連絡ください。
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