33. 関東八州見晴台(高山不動奥の院)      2008(平成20)年 12月24日

十年一昔というが、今から丁度その一昔前の年の暮れ近く、西武秩父線の西吾野駅を振り出しに、関八州見晴台(高山不動奥の院)‐高山不動本殿‐志田‐大窪峠‐西吾野という一巡コースを歩いた。同行は岩瀬皓祐さんと橋本晨宏さんのお二人。写真は3枚とも関八州見晴台の上で写したもので、ここには高山不動の奥の院が祀られている。760bの高さがあって眺めは西に大きく開ける。武甲山の右続きには双子山、その向こうには両神山が見えていた。

補記

わが家からは歩いて4分の上荻二丁目の停留所には、中央線荻窪駅前発、西武池袋線の石神井公園駅南口行のバスがとまる。石神井公園駅から飯能までの電車は急行で約45分、やはり西武の秩父線に乗り換えて西吾野へは30分ほどの乗車でいけるので、私にとって奥武蔵の山はそう遠いという感覚はない。増して最寄り駅が池袋線の富士見台駅という岩瀬さんならば飯能乗換えにしろ西武線一本で行けて、奥武蔵は身近な山域だったに違いない。岩瀬さんは、この4年後の2012年の6月に亡くなったが、その前年の11月には日和田山、亡くなる年の正月にも天覧山と多峯主山に一緒に登っていて、今は奥武蔵というと、すぐに岩瀬さんのことが思い浮かんでくる。 (2018.11)


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