30. 六角牛山      2008(平成20)年6月9日

吾妻小舎の遠藤守雄、雅子さん夫妻の車に、仙台の五十嵐雅子さんとこちら二人が乗せてもらっての岩手県の山3日間。最初の日にこの六角牛山1294.3b、翌日は薬師岳1644.9b、3日目には種山高原の物見山870.5bに登った。3日間ともよいお天気に恵まれ、楽しい東北の山々だった。

補記
 
1. 初日は朝早い新幹線で福島にいって遠藤さんの車に乗り、仙台で五十嵐さんと合流してという段取りだったので、六角牛山に登り始めたのは、午後も遅くなってからになった。おまけに、その日に予約してある宿(遠野市の水光園)の夕食が6時ということで、急ぎ足の登山になり、きついきつい。家人は8合目辺りで「もう、いい」といいだした。しかし、それをなだめすかして登りついた山頂(すぐ下に避難小屋があった)はなかなかのもの、広い眺めが得られて、「やはり登ってよかったわ」。ただし、遠路遥々の山では、どれがどの山やらさっぱりわからなかった。
 
2. 2日目に登った薬師岳は小田越をはさんで早池峰山1913.6bと対峙する山。車で1200bの小田越まであがってもらったので400b少々の登りになり、ずいぶん楽な登山になった。登山道の傍らにはオサバグサの群落のほかにサンカヨウなど多くの花が見られた。この帰りには花巻市(当時は大迫町)にある早池峰山岳博物館に立ち寄り、坂倉登喜子さんのエーデルワイスのコレクションなどを見た。なお、この博物館はのちに閉館したと聞いている。
 
3. 3日目の種山高原は一関市に住んで、やはり吾妻小舎の常連の沖章夫さんを誘って行った。レンゲツツジが満開で、関東には少ないその黄花が珍しかった。この高原は宮沢賢治が何度か訪れたことがあるといい、風の又三郎の像が作られていた。  (2018.10)

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