2. 高登谷山・2   2004(平成16)年3月16日

3年もたてば、もう、このとおり。いっぱしのものではありませんか。「びっくりですねぇ、驚きますねぇ」と目を見張る方もいらっしゃるだろう。

高登谷山1845.9bの一般コースは南西側の別荘地の奥からの回遊になろうが、この時は北側の高登谷沢左岸の尾根を伝っての登下山になった。長沢一家のほかに日本山岳会山梨支部の坂本桂さん(写真)、里見清子さんが同行された。坂本さんとは2002年4月に木賊ノ頭でご一緒して以来、私と同年ということもあり、とても親しくなった。山中、その甲州弁が聞こえてくると、いかにも甲州の山を歩いている気がしたものである。しかし、惜しいことに2012年の5月、79才というお歳で亡くなってしまった。今もご存命ならば、やはり長沢家令嬢の舞台姿には感慨ひとしおに違いない。残念です。著書『山靴の足あと』(山梨日日新聞出版部/平成22年)のほかに、山の仲間が編んだ『追憶 坂本桂さん』(私家版/2012年7月)がある。  (2018.7)
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