右の小さい画像にマウスを置くとメインの画像と入れ替わります   

          笹子雁ヶ腹摺山 2010.2.4



マイカー登山だと車の回収に工夫をしない限りは縦走は難しい。笹子雁ヶ腹摺山からお坊山へと初めて歩いたときには、大鹿峠から初鹿野駅に下り、中央線で笹子駅まで戻って、登山口に置いた車まで歩いて戻った。

2004年の木曜山行で同様の縦走したとき(これが『山梨県の山』の1項目の取材となった)は、お坊山西峰から参加者には景徳院に下ってもらい、私はお坊山東峰から南稜を下って車を回収した。

要するにマイカー登山では地図に朱線(余談ながら、河田驍ノ『地図にひく朱線』という本があって、自分の足跡を地形図に朱線で残していく楽しみを書いたものだけれども、これを「赤線」と書くわけにはいかなかったのだろうなあと今思った)を一気に引くのは難しい。

大菩薩連嶺と御坂山地のジャンクションにあたるこの稜線の、笹子峠からカヤノキビラノ頭までの間をまだ歩いていなかったのを、やっと去年の秋の木曜山行で歩いて、ついに空白部分が朱線でつながったと思っていたのだが、これを書くにあたって地形図を見直したら、この2010年の木曜山行で下った送電鉄塔の建つ場所から笹子峠の間は歩いていないことに気づいた。

私は朱線をつなぐのに情熱を燃やす人間ではないが、さすがにここだけ残っているのは気にかかる。そのうちこの稜線も行程に入れて笹子雁ヶ腹摺山にまた登ってみよう。

(2015.10) 木曜山行報告へ

戻る