うど・ぎぼうし | |
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うどは山菜でもあり、野菜でもあるといえるだろう。室(むろ)でもやしのように育てた、白く長いのは「東京うど」「立川うど」などと産地名を冠して、野菜として売られている。また、芽の先が緑でもう少し丈が短かく太いものを「山うど」と称して、これも八百屋に出まわるから、まぎらわしい。 山で採るときには、この「山うど」と同じぐらいの時期に見つけられれば、1、2本採ってもよいが、必ず根を残して、土を埋めもどしておかないと、その株は枯れてしまう。 「うどの大木」といえば、何の役にも立たないという意味に使われることばだが、これはうどに対して、たいへん失礼だと思う。 うどは分類では草本だけれど、大木といわれてもよいほどの2mぐらいまで育つこともある。 うどのよいところは、そうなっても柔らかい若葉とつぼみは、てんぷらなどで食べられることだ。同じウコギ科なので、たらのめと似ているが、香りの高さはうどが優る。太い茎も皮を厚目にむいて、ゆでれば、ごま和え、酢味噌などで食べることができる。 |
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