44.女峰山
   1984(昭和59)年8月26日

標高は2464㍍。日光山群のうちでも、「1度は登らずばなるまい」の形よい山容を見せている。私は、この2年あとの86年10月にも、望月達夫、柿原謙一、山田哲郎、大森久雄さんとご一緒しているが、2度とも天気には恵まれなかった。皆さんと登った時も、この初回と同様に山頂下の無人小屋に泊まったが、紅葉の季節の土曜日とて小屋は超満員の大混雑。こちらは2階に陣取ったのはともかく、雨が激しくふって外のトイレにいくのは面倒だと、一ツ橋大学山岳部出身の偉いお二方は窓から庇にでて「これはいい」。さらに頭上にはった紐には望月さんの濡れた越中ナニヤラもぶらさがる始末、しかし、その下での特売のボンカレーはなかなかの味と好評だった。



上 頂上からの眺めは360度、遠くには富士山も姿を現していた。

中 いかにも絶巓といった趣の山頂だ。

下 くだりにかかると雨がふったりやんだり。だが、こんな眺めも悪くはないと思った。

(2014.10)

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