奥白根山・2 |
1967(昭和42)年
12月30日~68年1月4日 |
奥多摩山岳会の冬山合宿。金精山の上にベースを作り、奥白根山や錫ヶ岳に登った。奥日光の冬は寒さが厳しい。初日に湯元温泉から金精山まで登るつもりのところ時間切れになり、やむなく金精峠の避難小屋に泊まった。その夜の寒いことといったら、歯の根が合わなくなってかちかちなりだし、どうにも止まらなくなったのを覚えている。
上 奥白根山が迫力満点の山容だ。ここ前白根山からはいったん五色沼避難小屋のある鞍部へ下ったあと、ぐんと登っていかなくてはならない。
中 金精山頂上のベースキャンプ。左の遠くには燧ヶ岳の双子峰が見えている。ここから別働隊が2日をかけて錫ヶ岳を往復してきた。
下 奥多摩山岳会の事務所は国立の本田武夫さん宅におかれていた。本田さんは建設省?のお役人ながら学者肌の温厚な人柄で、長く奥多摩山岳会の会長だった。春夏冬の合宿の打合せや準備は、いつも、その本田さんの家でやらせてもらっていたが、この奥白根山の冬山合宿は5日間、20人近い参加となれば食料や装備などの荷もおのずと多くなった。
(2013.9)
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