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      小金沢山・牛奥ノ雁腹摺山 2013.6.6



大菩薩連嶺の中に小金沢連嶺があるとはややこしい。だいたい「連嶺」という言葉自体が他の山地では聞かない言葉で、深田百名山では当初の版では「大菩薩嶺」となっているのがいつのまにやら「大菩薩岳」となったり、なにかとややこしいことが多いのである。百名山で「嶺」が「岳」になった経緯については何かで読んだのを思い出せずにいる。

「嶺」は古くは「とうげ」と読み、今でいう「峠」のことで、山を指すわけではなかった。そのあたりでも名称が右往左往しているのであろう。大菩薩の名前を高らしめたのはそもそもが「峠」の名前としてなので、山頂などは添え物に過ぎなかったのである。

それはそれ、このときは牛奥ノ雁腹摺山の西稜に径があると知ったので計画したのだったが、これは一般道といってもいいような径で、しかも樹林が良かった。今、インターネットで国土地理院の地形図を見たら、以前にはなかった破線が記入されており、れっきとした径として認められたらしい。

この径で牛奥ノ雁腹摺山だけを往復してみるのもいいかもしれないなあと思っている。

(2019.2) 

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