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          大出山 2012.5.17



山登りは登るにつれて季節を遡るとはよく言うことで、このときも登山口付近ではもう緑にあふれていたのが、頂上付近では芽吹きの遅いミズナラが多かったこともあって、まるで冬枯れの風景なのだから面白い。
 
この日の大出山のことは下の木曜山行の報告にほぼ尽きているが、下山後に忘れられない一コマがあった。というのも、2010年1月の太刀岡山登山のあと脳出血で倒れた坂本桂さんが、長い闘病の末亡くなられたことを、この山の帰りに茅野市の縄文の湯でひと風呂浴びていたときに電話で知らされたのだった。

病状が悪化して長坂町の介護施設から須玉町の塩川病院に入院したことを知ったのは4月の末あたりだったか、見舞いには行ったものの話ができるような状態でもなかったので、ひょっとすると近いうちにという予感はあった。

翌々日が葬儀で、私は参列者を代表して焼香した。式後に初七日の席が設けられ、私の前に高室陽二郎さん(前山梨県山岳連盟会長)と古屋学而さん(前日本山岳会山梨支部長)が座っていたのを携帯電話で撮った。それから5年半、このおふたりとも彼岸に行ってしまった。

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