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           五里山 2010.5.6



五里山の五里の語源は五輪と読んだ覚えがあるが、なるほど地形図を見ると、西から入り込んだ沢を取り囲むように丸い等高線がまるでオリンピックの五輪のように並んでいるのがわかる。むろんオリンピックとは無関係だろうが。
 
初めて登ったのは2006年の早春で、落合を基点に、時計まわりで稜線をぐるりと一周した。落合からも見える尖がったピークは原全教によれば天狗の鼓という名前らしいが、立って歩くには恐ろしいので、またいで通過するような急峻な稜線もあった。
 
そのときは独りだったから良かったが、とても人を連れて行くようなところではないというのが印象で、しかしごく一般的な登路なら何とかなるかと翌年の木曜山行の計画に入れて出かけた。ところがこの小さな山に7時間もかかる始末で、かなり難儀した。要するに一般的と言えるような径はないのである。

それでも性懲りもなくまた計画したのはどういう理由だったのか。リクエストでもあったのかもしれないが忘れてしまった。
 
木曜山行の報告では稜線通しに行くはずだったのを枇杷窪沢沿いの林道へ下ったとあるが、登るにしても、このとき下った浅い沢をたどるのがもっとも安全かもしれない。1722mピークの北のコルへ登るのである。
 
なんて書いていたら、久しぶりにまた登りたくなってきた。

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