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          倉見山 2006.1.7



新年第一回目の木曜山行は今では宴会主体になってしまったが、このころはきちんと山に登っていたわけである。参加者も多かった。

新年ということで、我々の住処からは少々遠いが富士を間近に仰ぐ倉見山を選んだ。もっとも、このあたりで長く暮らしたので、さほど遠いところという感じはしない。ガイドブックでこの山を担当していたので、たまには様子を見に行かなければというこちらの都合もちゃっかり兼ねていたのだったと思う。

東桂から登る倉見山は、頂上直前になって初めて富士山の姿にまみえるという点が演出としてはすぐれている。もっとも、それだけにそこまで登って見えないときは失望も大きいわけだが、幸いこの日は写真のとおりの立派な富士山を拝むことができた。

富士を眺める山歩きが一種のブームのようになって、この倉見山も脚光を浴び、今では西桂町の町営グランドを起点の周遊コースには立派な道標が整備されている。

この後、そのコースでも登ってみたが、登るには、東桂からの径のほうが登りやすいうえに樹林の雰囲気もよりいいと思い、下りは、暗い雰囲気の向原峠へ下るより、市町界尾根を下るほうが数段すぐれていると思った。

つまり、電車を利用するなら、東桂駅から長泉院を経て登り、市町界尾根で寿駅へ下るのが推奨コースということになる。

(2015.1) 木曜山行報告へ

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