33. 川苔山
   1986(昭和61)年11月27日

ご存知、奥多摩の川苔山1364㍍、紅葉美しい秋の日に寺田政晴君と歩いた。行程は鳩ノ巣駅‐大根ノ山ノ神‐大ダワ‐舟井戸‐川苔山‐足毛岩分岐‐川苔林道‐川乗橋(バス)奥多摩駅。

川苔山には、この後、『ビスターリ』の取材で1990年2月10日に登ったきりになっている。約四分の一世紀ご無沙汰のわけで、今となれば、この山もずいぶん変わっていることだろう。



上 川苔山は日原川を囲む山々の好展望台だ。中央には蕎麦粒山の特徴ある山容が見えている。

中 舟井戸の付近。この辺まで来れば、あと山頂までは30分くらいのものである。

下 川苔谷へおりる道。百尋ノ滝にかけては秋一色だった。  

補記 

『ビスターリ』は1989年から95年にかけて山と溪谷社から出版された中高年登山者向きの山岳雑誌。やや高級感のある季刊誌で27冊がでた。一時、望月達夫さんが紀行文を連載し、また「エクゼクティブは山歩きがお好き」という頁に丹羽彰一さんが紹介されたこともあった。(長沢註 丹羽さんについては「鳥ノ胸山」「笠無」を参照)

なお、私の手元には『ビスターリ』の揃いはなく、同誌の発行期間などはインターネットの検索によった。

(2014.9)

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