竜喰山
  1981(昭和56)年6月20、21日
    

山頂の眺めもなく、竜喰山は登ってそう面白いという山ではない。しかし、将監峠を間に唐松尾山と一対となって人目を引くし、標高も2011.8メートルとまずまず。まぁ、奥秩父の1山として、いつかは登っておきたい山である。

この時は、望月達夫さん、大森久雄さんのいつもの常連に、朝日新聞の福原清憲さんが加わって将監小屋1泊の山行になった。福原さんは出版局にいて、私の『幾つかの山』(1980)を作ってくれた人である。ちょうどウドッパの季節だから天ぷらにしょうと用意していき、将監小屋での夕食は天ぷら蕎麦となった。

なお、昨2011年の10月13日、ロッジ定例山行にこの竜喰山が出て私も参加したが、将監峠より上は登る気がしなくなって牛王院平の高みで長休みしたあと、一足先に一ノ瀬へくだってしまった。



上 見栄えはなかなかの竜喰山。このときは横腹から藪をこいで登ったが、今は将監峠から尾根をたどる一応の踏み跡があるようだ。

中 左が福原さん、1人おいて右が小池寿和君。小池君は一時将監小屋の番人をやっていた。小太りの大酒飲みで、大森さんが「あれは危ないよ」と心配していたが、案の定、脳出血の類で早死にしてしまった。

下 将監小屋へ戻ってからは稜線南下の縦走路を西に歩き、黒えんじゅ尾根をくだった。途中には山抜けがあって危なっかしい橋がかかっていた。

(2012.10)

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