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        芦川〜大石峠〜節刀ヶ岳 2009.5.14



この前年、『山と溪谷』誌で御坂山地の地域特集を担当することになり、何度も調査に出かけた。大石峠へは河口湖側からは勝手知ったる峠道だが、芦川側からは登ったことがなかった。そこで6月の緑が濃くなった時季に出かけることにした。

そのときの印象を山旅掲示板に「傾斜もほどよく、地面も柔らかい。森の雰囲気は概して山の北側のほうがいい。御坂峠もそうだし、ここも例外ではない。じつに素晴らしい。さほど多くの人が歩くとも思えないのに、よくぞ残った、出色の峠道である」と書いた。

これはぜひとも木曜山行でも出かけようと思ったのがこの日の計画になった。

峠へ出るまで富士山がまったく見えないのも演出としてすぐれている。それだけに登り切った峠から富士山が見えないと画竜点睛を欠くわけだが、この日の富士がすばらしかったのは写真で見るとおり。

しかし富士山より何より、やはり新緑に満ち溢れた峠道が良かった。このときはまだ完成していなかった若彦路トンネルが開通している今、芦川からの大石峠越えもしやすくなったといえるだろう。今度は錦秋の頃にでも歩きたいものである。

それにしてもクリオはたわらさんの写真にたくさん写っているものだなあ。2番目の写真なんて、ちょっと泣かされるような写真である。

(2015.4) 木曜山行の報告へ

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