フシノソリ(瑞牆山・御所平)
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中山(長坂上条) 4年前にも中山に登ってから納会という年があった。今年は頂上が伐採され、それまでとはまるで違う中山だからまた登ってみるのもいいだろうと計画に入れた。午後早く帰って来られる軽い山歩きとして最適な山でもある。 伐採とともに道標も整備され、まず誰でも迷わずに歩けるようになった中山だが、そんな一般コースではやはり面白くないと、今回選んだのも4年前とまったく同じルートだった。むろんその時以来で、記憶はほとんど薄れていたが、登っているうちに、ああそうだったと思い出した。径らしい径はないが、山が小さいので知れている。 頂上稜線に近づくと、丘のような盛り上がりがあって、そこには文化年間の御神燈が一基立っている。その近くには柱のなくなった石祠もある。かつてここには神社でもあったのかもしれない。いったい年に何人がこれを見るだろうか。頂上の砦跡といい、江戸時代くらいにはかなり人けのある山だったのだと思う。 風もない好天に恵まれ、頂上では1時間半も過ごした。数人が登って来たのは、この絶景が知られるようになったからであろう。 夕方からはロッジ山旅にて今年の納会をした。今年も雨天以外の中止は一度もなかった。これにて15年間、木曜山行は休みなく続いていることになる。 |