91. 川桁山
       1986(昭和61)年5月16日

これも本欄の磐梯山白布山と同様に猪苗代町葉山にある民宿江花荘に泊まっての山。

『ふくしまの山 Best50』に説明をお願いすれば「猪苗代町からの眺めは圧倒的に磐梯山が目に入ってくる。しかし、山好きで注意深い人なら、東の端に連なる連峰を見のがさないだろう。これが川桁山である。磐梯、吾妻、安達太良に囲まれ、山としては無名であるが、現在は地元によってしっかりとした登山道が開かれている。この周辺には、この川桁山を始め、天狗角力山や大滝山など、ヤブに埋もれた静かな山々がある。」



上、中 川桁山、1413㍍の頂上。登る途中、さっと驟雨に見舞われた。上記のガイドブックには「頂上は大展望とはいえないが、まずまずの眺めである」と。

下 磐越西線の川桁駅から内野の集落経由で小田峠までが約2時間、あとは恐ろしく急な道が約1時間。胸突き八丁の急坂はひとしきりの雨で滑りやすくなっていた。 この辺りの林はやや緑っぽくなっていたが、登るにつれて雪が道筋に残っていた。

(2015.7)

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