82. 丹沢縦走 |
1984(昭和59)年9月24.25日 |
初秋の2日間、丹沢主脈の尾根を歩いた。まず大倉尾根を登って塔ノ岳、この日は丹沢山までいって、その天辺にあるみやま山荘泊。
午後早く1時半につくと、「チエックインは3時です」という。山小屋で「チエックイン」とは聞いたことがないが、仕方なく近くの木陰に寝転がって時間をつぶし、3時を待って小屋にいれていただいた。素泊まりお1人様2000円也。
翌日は、不動ノ峰‐蛭ヶ岳‐原小屋跡‐姫次‐焼山と尾根をたどってから道志川筋の西野々へおりた。
なお、私は丹沢へは数えるほどしか行っていない。この時を含めてせいぜい20回ぐらいなものだろう。というのも、我が家から丹沢へ行くとなると、いつもの山行きとは逆方向の新宿へでてから小田急に乗らなくてはならず、どうも、あの喧騒を極める新宿駅構内が好きになれないのだ。ごちゃごちゃ人の多い新宿駅は「山への気分」とは正反対、それに小田急は上り下りともいつも混んでいて、あまり乗りたくない電車である。おまけに、ほかに誰もいない山小屋でチエックインなんて人を馬鹿にしているではないか。
とはいうものの、今、これらの写真を見ていると、「なんだ、丹沢だって、いいところがいっぱいあるなぁ」と感心し、もう少し行っておけばよかったという気がしないでもない。
(2015.6)
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