38.木曽御嶽山
 1985(昭和60)年8月25、26日

過日(2014.9.3~4)、本欄勧進元の御嶽山定例山行はあいにくのお天気だったと掲示板で読んで、こちらが行った時は、幸い好天に恵まれてよかったなぁと思いだした。ついでに、それは何時のことかと山の記録帖を繰ってみれば、なんと30年近くの昔とあり、「もう、そんな前の話になってしまったのか」と家人と顔を見合わせた。

と、いうわけで昭和60年晩夏の2日間、私たちの御嶽山は、以下のようだった。

青春十八切符で早朝発、木曽福島からバスで田ノ原まであがり、その日は王滝頂上、賽ノ河原と巡って剣ノ峰の旭館泊(現在の御嶽剣ヶ峰山荘だと思う)。翌日は、二ノ池‐飛騨頂上‐三ノ池と上を歩いてから開田高原へおり、柳又からバスで木曽福島へ戻った。

初日は8合目付近でパラパラ雨に降られたが、それもたいしたことはなく、2日目は申し分のないお天気になった。掲載の写真はその2日目に写したものだ。

この季節ともなれば、山は他にほとんど登山者を見かけず、小屋も広い部屋の片隅に2、3パーティーがいるだけだった。山にしろ小屋にしろすいているにこしたことはなく、朝食後、コーヒーがでたのも、すいていればこそに違いない。なお、剣ノ峰の神社のすぐ下にジュースの自動販売機があったのには驚いた。 

(2014.9)

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