
「杏が岳」とあれば、どうしたって「アンズガタケ」だろうに、「杏」に「すもも」とルビがふってあるのは2.5万図「榛名湖」の謎。それに「杏ヶ岳」ではなく「杏が岳」だし、「杖ノ神峠」ではなくて「杖の神峠」。
と、それはともかく榛名山塊の1つ1292.3㍍のこの山には寺田政晴君と日帰りで登りにいった。榛名湖の西にある杖の神峠から南に延びる尾根をたどって杏が岳を越し、味噌玉岩からはさらに「さわらび学園」がある辺りまで歩いてみようという計画である。こちらは上野から高崎線、寺田君は八王子から八高線に乗って高崎駅改札口で出会い、8時30分のバスで榛名湖畔にあがった。
今、杖の神峠は車道が越しているが、当時は、まだ昔のままの細い道だった。お地蔵様がぽつんと置かれた、旅人情緒漂う峠だったと覚えている。峠から杏が岳までは1時間ほど、さらに味噌玉岩、「さわらび学園」へも1時間ずつ。冬の好日、日溜りハイクの楽しい1日だった。
上 杏が岳への途中からは左に榛名湖を囲む山々が見えていた。
中 杏が岳の頂上。今日では杖の神峠から遊歩道ができている。2005年秋に再訪すると、今様の道標がたっていた。
下 味噌玉岩は東側に眺めがきき、一休みによいところだった。
(2014.7)
中、下の写真はクリックすると大きくなります
|