
多摩川支流の秋川は、さらに北と南に分かれ、それぞれの谷筋には集落が点在している。これは早春の北秋川街道撮影行の1日。
同行は奥多摩山岳会で一時期親しくしていた新井明夫さんで私とは同年輩、写真が上手だった。青梅市役所に勤め、助役までいって引退したと聞いている。その頃、彼は高価なニコンSPを、私はその半額ぐらいのアサヒペンタックスの一眼レフを使っていた。
この日は北秋川にそって歩いたあと小河内峠から多摩川の谷へくだっている。街道沿いには、まだ製材所があったし、家々も昔のままの木っ端葺きや茅葺きがほとんどだった。こんな写真を見れば、梅がちらほら咲いていたのも思いだされてくる。
(2013.12)
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