水落観音 2016.3.3 人の訪れの少ない山を歩いていて心惹かれるのは石祠や石仏などの石造物である。昔の人だって、誰も顧みないような場所にそんなものを置くはずはないので、人の営みがかつては盛んにそこにあったことが想像されるのである。 水落観音は、その構えからかつてはかなりの尊宗を集めていたのだろうと思われる。今でも維持管理はされているようだが、廃れつつある感は否めない。念のために書くと、そのほうが私の好みなのでけなしているわけではない。 気に入ったので翌年の秋にも歩いた(木曜山行の報告)。次には岩壁の藤が咲いているころに訪れてみたい。ちょうど新緑も見事なことだろう。 (2022.3) 木曜山行報告へ |
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