三方分山・パノラマ台 2013.11.21 古いガイドブックによると、かつては「ミブノヤマ」という呼称もあったようだ。三方から稜線が集まったピークはよくあって「甲武信岳」もそのひとつである。しかし地形図で見て、これだけきれいに三等分された山頂も珍しいように思う。 女坂峠からこの山を経てパノラマ台へと縦走する間、常に富士山の懐に重なるのが大室山で、ゆえにこの富士を子抱き富士という。 御坂山地の支稜の中でも長大なもののひとつはここから北に派生するのだから重要なジャンクションピークといえる。その支稜の途中、大平山から蛾ヶ岳にかけては、広葉樹林の美しさが県下屈指だと思う。 (2019.2) 木曜山行報告へ |