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           黒川鶏冠山 2010.11.25


大菩薩嶺は甲府盆地側からは茫洋とした山容だが、北側からはりりしい三角錐をしている。それをもっとも間近に見られるのがこの黒川鶏冠山で、肩に富士山が頭を出しているのも好ましい。

木曜山行の報告にも書いたが、この日、私のガイドブックのコピーを持っている人に登山口はどこでしょうかと尋ねられた。当時はまだ落合を通る青梅街道には道標がなかったので少しわかりにくかった。そこで、南の高台にある赤い屋根の廃校へ向かって道を入ると書いておいたのだが、今ではその廃校は取り壊され、しかし道路脇に道標がつけられている。

黒川山の展望台から西を眺めているのが右三段目の写真で、双眼鏡で眺めると倉掛山から南へ延びる、いわゆるハチワリ尾根から東へと防火線が切られているのが見えた。帰ってから地形図で調べると、板橋川の左岸尾根である。古い地形図には破線があったが、今の地形図からは消えている。

これは良さそうな尾根だと、さっそくこの翌週横山さんたちと歩き(参照)、すっかり気に入ってしまった。以来、何度歩いたか数えきれないほどである。

こういうふうに、山から次の目標を発見するのも楽しいものだ。

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