福地山 2010.10.14 日帰りの木曜山行としては岐阜県もこの山くらいまでが最遠であろう。往復で300キロ近いのだから、下手すれば山を歩いているよりは、車に乗っている時間のほうが長くなってしまう。 それにしてもこれが可能なのも安房トンネル開通の恩恵による。もっとも、時間的には30分足らずの短縮だというのだから、そんなものだろうかと思うが、峠越えの運転をしなくて済むという気分的なものが大きいのかもしれない。バス同士がすれ違いできない旧道は、紅葉シーズンには渋滞で5時間以上もかかることがあったというから、それからすると格段の時間短縮ではある。 ともあれ、初めての福地山がすっかり気に入ったのは、その展望だけではなく、福地山そのものの樹林が実に好ましかったからであった。これはぜひとも新緑時にも来なければなるまいと、翌年の5月にさっそく計画した。 そのときも好天に恵まれ、想像以上に美しい新緑の福地山と、むろん残雪の槍穂高の峰々の展望をも堪能できたのであった。5月のそのときにもたわらさんは参加していたので、いずれこの写真集で様子をお目にかけることができるだろう(2011年5月の記録)。 こう書いていると、またあの新緑を見たくなってきた。あれだけ麓には温泉があるのだもの、温泉泊まりで特別企画をしようかしらん。 (2016.3) 木曜山行報告へ |