右の小さい画像にマウスを置くとメインの画像と入れ替わります   

          鬼面山 2008.11.19



前日の福徳寺での一部の参加者の悪行がたたって、朝からどんよりとした空模様であった。地藏峠まではこれが国道かというような狭い道が続く。峠から南はすでに冬の通行止になっていた。

登り出してまもなく風花が舞いだした。やがて横なぐりの雪となり、見る間に地面が白くなった。天候と樹相のせいで標高のわりには深山の雰囲気が漂う。

頂上からの展望は半ばあきらめていたが、登頂直前に少し青空がのぞき、頂上でもわずかな時間ではあったがその空が続いて、伊那谷方面が眺められた。登っている間はまるで展望のない径なので、これは幸運だった。頂上での写真にN野さんがいないのは少し遅れていたからだが、再び雪が降りだしたので、登頂を待っているわけにはいかなくなったのである。

というのも、まだ雪など降るまいと車が夏タイヤのままだったからで、山の雪はどうってことはないが、もし車道に積もったら下りは危険だからであった。

下りついた地藏峠では車道がうっすらと白くなり始めていたのでぎりぎりセーフだった。この後、伊那谷まで下っても雪が舞い、立ち寄った駒ケ根の露天風呂からは、雪をかぶった紅葉を見ることができた。

(2015.3) 木曜山行の報告へ

戻る