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        前三ツ頭〜材木尾根 2007.10.4



この前年、材木尾根下降として企画した、前三ツ頭から派生する尾根は、私の間違いで十二山尾根だとわかった。(参照)それはそれですばらしい尾根だったが、そのすぐあとに本当の材木尾根も歩いてそれ以上に展望のすぐれた尾根だろうことを確認した。

「だろう」というのは、あいにくその日の天気がすぐれなったからで、好天の1日にぜひとも再訪したいものだと思っていた。それでこの秋の計画に入れたのだったが、参加者はたわらさんと坂本さんだけで、地元の山の知られざる尾根を探る企画だったわりには寂しいかぎりだった。

残念ながら好天とはいえない朝で、しかし高山は登ってみるまではわからないところがるから出発はしたのだが、前三ツ頭まで登っても霧がまるで晴れなかった。当初は権現岳まで登って、下りにこの尾根を使う予定だったが、もう権現岳にこだわることもないと、そこで終わりとして、材木尾根へ下ることにした。

一般登山道から材木尾根に入ると、すぐに溶岩の砂礫地に出て、わずかに下ると鉄剣のささった岩がある。そのそばで昼食をとりながら、霧が晴れるのを待ったがいっこうに晴れそうもない。

待つのをあきらめて下りだしたとき、やっと霧が晴れ始めた。想像に違わぬ大展望だった。これを見たら、もう一般道を下る気はしなくなる。

たわらさんの写真を見ると、寛永通宝を途中で拾ったらしい。私は富士山頂と金峰山で古銭を拾ったことがあるが、このときのことはすっかり忘れていた。

(2015.2)  木曜山行報告へ

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