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         貫ヶ岳と白鳥山 2007.2.1



貫ヶ岳は、頂上が静岡県との境界にある山をのぞけば山梨県南端の山である。この日の木曜山行は、『山梨県の山』に書いたコースどおりで、すなわち中沢集落を基点の周遊コースである。

トップ写真の中央左寄りの焼山と呼ばれるピークにむかって一直線に登る。写真でも見るとおり、稜線直下まで杉檜の植林地である。焼山の右、稜線の鞍部にある独立樹の次が貫ヶ岳の頂上である。

この山の美点は焼山から平治の段にかけての稜線歩きであろう。明るいし、何か所かある展望台からは貫ヶ岳頂上よりよほど富士の展望がよい。

去年の春、ごく久しぶりに登ったが、中沢峠経由の径は平治の段から先が通行できないと登山口に役場名で書いてあった。平治の段から中沢峠に危険なところはないはずだから、中沢峠から先の沢沿いの径に支障があるのだろう。もともと少々か細い径だったので径迷いが発生したのかもしれない。役場の事なかれ主義ということだろうが、ともあれガイドブックが版をあらためるときに書かないわけにはいかない。

せっかくここまで来たのだからと白鳥山にも登った。といっても、車でほとんど上まで行けるのだから歩くのはせいぜい10分程度のものである。去年の貫ヶ岳でもついでに訪れたが、ますます俗悪になっていた。

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