大鹿村大河原の小渋橋から見た赤石岳。この上流にリニア中央新幹線の橋ができるという

          南アルプスを破壊するリニア新幹線


数年前に、村民総出の歌舞伎を描いた映画『大鹿村騒動記』によってその名前がしばらくマスコミをにぎわせた長野県大鹿村は、ウェストンの時代からの赤石岳への登山口として、また秘湯の塩湯があることでも知られている。


6年前からこの村へ年に一度は遊びに行くようになった。山が縁で知り合った佐藤明穂さん一家が「延齢草」という屋号の宿を営んでいて、木曜山行の仲間とそこに1泊して伊那の山に出かけているのである。

ここに新たな「大鹿村騒動」が降って湧いた。村の大河原地区の小渋川にリニア中央新幹線の橋を建設する計画が発表されたのである。南アルプスを貫通したトンネルを出た新幹線がいったん外界へ出、橋で川を渡って再びトンネルに入るという。

佐藤さんからこの計画が村と南アルプスの自然界に与えるだろう悪影響についてのレポートをもらった。私は自分の考えを『山の本』2014年夏号に書いたが、ここでは佐藤さんのレポートを読んでいただきたいと思う。


南アルプスを破壊するリニア中央新幹線.pdf
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