苗敷山(韮崎)

これ以上はないというような正月登山日和の朝だった。穂見神社里宮に参拝し、参道へ入る。正月3日ともなれば、参道を歩く人など皆無である。石鳥居まで登ると、甲府盆地の向こうに大きく富士が現れ、いかにも平和な正月の風景であった。奥宮に総勢10人が参拝した。お宮の横の広場で、新年のお祝いとあいなった。風もなく、陽はさんさんと降り注ぐ。少々多いのではないかと思われた酒類も見事になくなった。
滝戸山(河口湖西部・市川大門)

山梨百名山で有名になったこの山も、麓から登ろうとすると、道標皆無、踏跡も怪しい。私には3回目の正月登山である。正月になるとこの山が思い出されるのは、滝戸山の北尾根のピークに金刀比羅神社があることが原因だろう。山のてっぺんにある(有名ではない)神社をどうも私は好むらしい。この季節では鶯宿峠への車道も通行止で、車でやってくる者がいなくなるのもいい。この日も全行程誰と出会うこともなく、静かな山歩きを楽しんだのだった。
倉岳山(大室山)

木曜の週例山行の第1回目が倉岳山で、鳥沢駅と梁川駅を結んで歩いた。今回5年ぶりに再訪では、無生野から穴路峠を経て倉岳山に登り、立野峠から下ることにした。穴路峠に出たとたんに他の登山者にすれ違うようになった。登るにつれ富士や白峰が樹林越しに見られるようになって、絶好の山日和である。山頂では南側の陽だまりで富士を観ながら長い昼休みとなった。
同行の横山さんから文章をいただいた。
小日向山(霧ヶ峰)

予定では殿城山に登るつもりだったが、道のある殿城山ならひょっとしてトレースがあるかもしれない。雪が少ないのにトレースがあっては面白くない。そこで小日向山に急きょ行き先を変えることになった。気温の高さから、パウダースノーとはいかないものの、スノーシューが役立つくらいの雪が積もっていた。展望は最高、蓼科、八ヶ岳はもちろんのこと、浅間、四阿、根子、妙高、御岳、中央アルプス。そして真白な三峰山の横には槍穂高がずらりと並んだ。
岡谷高尾山〜小野峠(諏訪)

登山口からたったの20分で高尾山に登頂である。八ヶ岳方面が大きく切り開かれ、諏訪湖越しの八ヶ岳は、同じ山麓に住んでいながら、まるで異なる風景ではある。ここから車道の通る稜線までやたらと林道やら踏跡があって、山勘を試される。アルプスを眺められる車道だが、木が育って眺めを隠している。車道に沿った自然歩道をたどり、小野峠の南の展望台まで行ってみた。ここからの眺めが本日最高の眺めだった。

金冠山・達磨山(達磨山)

北巨摩の寒い冬を抜け出して、暖かい伊豆半島の山に登ろうという計画である。1日目は最高の天気に恵まれた。数時間の山歩きで出会ったのは数人だけ、整備されすぎの感もある山道も、独占ともなれば贅沢この上ない。富士はもちろんのこと、海越しに南アルプスがずらりと並んだのは圧巻だった。富士の裾野には八ヶ岳がいつも見慣れた凹凸をミニチュアにして顔を出した。雲見温泉に下る道すがら、河津桜と菜の花が満開であった
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