74. 丸山     
        1990(平成2)年12月23日

「丹羽さんとは、こんな奥武蔵の山にも登っていたんだ」と、この写真を見るまですっかり忘れていたのが丸山960.3㍍。

念のために山の記録帖を見れば、「国立=大野峠から丸山往復」の1行があるのだから間違いない。「国立=大野峠」となっているところからすれば、国立駅前で丹羽さんの車に乗せてもらい、大野峠まで楽を決め込んでの丸山登山だったのだろう。

ほかにも丹羽さんの車で行った山が幾つかあって、この丸山登山もその1つなのだが、まったく覚えがなかったとは申し訳ない限り。

丹羽さんが亡くなって今年で3年、彼岸のほうから「君もいよいよ認知症か」の声が聞こえてきそうだ。



上 中央やや左に両神山、右によっては遠くに西上州の赤久縄山や御鉾荷山 が見えている。

中 なんとも無残な武甲山。こうなっては「秩父の名山」も形無しであろう。なお、奥秩父主脈の山々が連なる手前には和名倉山が大きく見えている。

下 「丹羽さん、丸山にもご一緒していたのですねぇ。すっかり忘れていました」。

(2015.5)(長沢註 丹羽さんについてはこちらも)

中、下の写真はクリックすると大きくなります

横山厚夫さんのちょっと昔の山 カラー篇トップに戻る