63.徳和川の上流・2 |
1987(昭和63)年5月16日 |
「徳和川の上流・1」から約1ヶ月後のこと。この日は西奥山窪から北に分かれる三枚笹の谷をつめてみた。
最初は流れに沿ってはっきりした道があったが、広い伐採地を過ぎる頃から踏み跡も消えていった。しかし、そう悪い沢ではないので、左右に渡り返しながら高さを稼いでいくと、やがては目論見通りに石楠花新道の尾根筋に登りついて今日の探検は無事終了。大ダオから30分ほど上のところで、あとは勝手知ったる東奥山窪のよい道を徳和の集落へくだるのみ。山田哲郎さん、寺田政晴君、こちら二人は大ダオで長く休んだ。
上 西奥山窪ぞいには、昔は材木の切り出しか炭焼きの木馬道が作られていたのかも知れない。そんな跡の見られる歩きよいところもあった。
中 三枚窪には、こうした流木の散乱したところがあって歩きにくかった。
下 大ダオの鞍部。奥には黒金山2231.6㍍が見えている。
(2015.3)
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