55.鳴神山、仙人ヶ岳 |
1986(昭和61)年12月29、30日 |
この時は秩父の柿原謙一さん、山田哲郎さん、橋本晨宏さんという異色メンバーにこちら二人で、登ったのは鳴神山と仙人ヶ岳の2山。
初日の鳴神山は桐生市内の979.7㍍、二日目の仙人ヶ岳は桐生市と足利市の境にある662.9㍍の山だ。泊まりは忍山川沿いの鉱泉宿で、手頃な料金を条件に選び予約しておいたのだが、さて、たどり着いてみるとなんとなく薄汚く、気持ちのよい宿ではなかった。
30代かそこらのアニサン一人がやっていて掃除はゆきとどかずにあちこち埃だらけだし、料理の皿もよく洗ってないみたい。挙句の果てはお客の部屋に入ってきて寝転び、ぷかぷか煙草を吸い酒を飲むなんて……。夜中に首をかかれてもおかしくない、まるで安達ヶ原の宿のようだった。
上 鳴神山の山頂には小振りな石社が幾つがあり、北にかけての眺めがよかった。東側の木品という集落から往復した。
中 2日目の仙人ヶ岳の登山口。登って約1時間の所に生満不動の社があったと記録しているが、それがどんなものだったかまったく記憶にない。家人もそんな覚えはないそうな。
下 仙人ヶ岳の頂上にて。柿原さんはご自慢のプラスチックブーツだったが、雪のないところでは箱を引きずるような按配で、とても歩きにくそうとお見受けした。
(2015.3)
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