51.姫神山
    1985(昭和60)年5月24日

本欄のカラー版「4.岩手山」の翌日に登った姫神山。盛岡の街で一夜を明かしたあと、また、性懲りもなく出かけていった。ただし、好摩駅側からの一番短い道を選べは、1時間半ほどで登ってしまった。

標高は1124㍍、岩手山よりも900㍍ばかり低いだけに、道々の新緑は美しく、山頂もまたけっこう。二人して「昨日の岩手山、くたびれたけれど楽しかったねぇ」と長いあいだ飽かず眺めた。 

なお、この姫神の「姫」とは男性的な岩手山に対しての女性を示すものともいい、山頂には写真のように石社や鉾などが見られ、昔からの山岳信仰の歴史を物語っていた。

(2015.3)

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