17.高田山
     1992(平成4)年5月6日

吾妻線沿線の山にも幾つか登ったが、そのうちでは、この高田山1212㍍と王城山1123㍍がとりわけ記憶に残っている。「高田山 眺望と緩急の山道、登るほどに味わいがます」「王城山 山頂にたたずむ祠、由緒ある信仰の山」というのが、『上州山歩』(読売新聞社前橋支局編/1997)で読む、それぞれの山の惹句だ。



上 登山口となる、わらび峠。中之条駅から峠まではタクシーを使って楽をした。峠の標高は約900㍍で、高田山まではあと300㍍少々の登りしかない。

中 登る途中では、まだ雪に白い浅間山が見えてきた。その左に盛り上がっているのは、おそらく浅間隠山に違いない。なお、この山には2.5万図「中之条」を読みながら登ったが、今、その朱線のはいった図を広げてみると「奥秩父、富士山、白砂、平標、小野子、子持、皇海、白根、男体、武尊」と、見えた山の名が「高田山」の脇に記されている。しかし、20年も経つと、「そうか、そんなに見えていたのか。すっかり忘れてしまったなぁ」の一言しかでてこない。

下 山頂からは南に950㍍峰、852㍍峰(文政3年刻の石社あり)、843㍍峰(「矢戸」の標識と天明2年刻の石社あり)が並ぶ尾根をくだった。

(2014.7)

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