14.水沢山
    1988(昭和63)年1月17日

上州は榛名山の一角、東に突き出た三角峰が、この水沢山1194.4㍍。水沢観音から登ってみれば、急登一本槍の道だった。早朝上野をたち高崎からは伊香保温泉行きのバスに乗って水沢観音下車、観音様裏手の鞍部に立つと、これからの道が天に突上げていた。

同行は山田哲郎さん。1974年2月に西上州の父不見山で知り合ってから今に至るまでの40年間、山田さんとは本当によく歩いている。今年(2014)も、すでに5回ご一緒していて、例の低山歩きの「お召し列車」には、毎回のように立川駅からご乗車だ。



上 水沢山の山頂。この日はさらにつつじが峰、二ッ岳の雌岳と雄岳、ヤセオネ峠と歩き、バスで伊香保温泉へおりた。

中 山頂への急登の途中、小平地が1ヶ所あって、このように石仏が並んでいた。息を静め、一休みするにもよいところだった。

下 二ッ岳から見下ろす水沢山。これをご覧になれば、この山がいかに鋭峰であるかがお分かりだろう。水沢観音からは、これを越えてきたことになる。遠くは赤城山。

(2014.6)

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