浅間山 
   1970(昭和45)年11月1日

初日は神津牧場に遊んで神津山荘泊、2日目は荒船山に登って小海線側におりたところ、明日も天気がよさそうだから浅間山に登ろうと小諸へでて旅館清光園泊。3日目はバスであがった車坂峠から浅間山に登って、この3枚。

当時は、ほとんどの宿が予約なしの飛び込みでも愛想よく泊めてくれたし、路線バスの本数も今よりは格段に多く、いつもそれほど待たずに乗ることができた。この時もしかりで、昔のほうがこうした梯子的風来坊的山旅にはずっと便利だった。今は、すべてに世知辛い世の中になった。



上 トーミの頭からは湯ノ平へ草すべりをへていく急な道をおりた。これは、その途中からの浅間山。

中 現在、浅間山は噴火の危険があって前掛山までしか行けないようだが、当時はほぼ天辺まで登って反対側の峰ノ茶屋へ通じる道も歩くことができた。火口壁の縁すれすれに歩くときは火口を覗き込むことができ、底のほうではシューシュー気味の悪い音がしていた。

下 峰ノ茶屋へは遮るもののない気持ち晴ればれの下り道だった。 

(2013.9)

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