日光・禅頂行者道 
    1980(昭和55)年10月27日

『日光・那須の山々』(桑子登・松倉一夫/実業之日本社)には「中禅寺湖から鹿沼市の古峰原を結ぶこのコースは、禅頂行者道と呼ばれるかつての修験道だ。薬師岳や夕日岳をたどる尾根道の片隅や山頂には、石祠や石仏などがひっそりとたたずみ往時が偲ばれる」とあり、その間の細尾峠からハガタテまでを日帰りで歩いた。

東武日光駅からタクシーで細尾峠近くまであがり、峠からは尾根を伝って薬師岳、金剛童子、夕日岳、地蔵岳を越え、ハガタテからは新鹿沼駅へのバスがある古峰神社へくだった。



上 夕日岳から見る男体山。夕日岳1520bは三ツ目という地点から片道約20分の往復になる。2等三角点の置かれた山頂からは男体山を主にした日光連山の眺めがよかった。

中 石祠と不動明王像があって、おそらく、ここが金剛童子と道標のあったところだと思う。

下 地蔵岳1483bの頂上。石祠の中に見られる石像は男体山の開祖勝道上人をかたどったものといわれている。

(2013.5)                       

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