白毛門
    1957(昭和32)年8月27日

夜行列車で早朝土合駅下車、白毛門‐笠ヶ岳‐朝日岳‐清水峠‐土合駅の一巡コースを歩いた。同行は私と同年輩の小島孝さんで、同じ奥多摩山岳会のよい友達だった。

ずいぶん昔のことで大方は忘れてしまったが、小島さんが「盲腸の手術をしてそれほど間もない」といってあまり調子の出なかったこと、清水峠付近の草むらにマムシが一杯いたことなどを覚えている。

また、帰りに土合の山の家に立ち寄ったとき、小島さんがランプの図柄の手拭を2本買い、1本を「今日は世話になったから」と私にくれた。その手拭が気に入って、私は長く使っていた。

小島さんはわりに早く(おそらく60歳代前半)に亡くなったが、小島さんの思い出は、いつも、そのランプ図柄の手拭とセットになっている。



上 白毛門の山頂。

中 湯檜曽川の対岸に一ノ倉沢を見る。

下 小島さんはヘビが大嫌いだった。ゆえに先を歩く小島さんの足元の草むらに小石を転がすとがさがさと音をたて、小島さんはヘビかと思って飛びあがる。そんないたずらをしたのを、今は申し訳なく思っています。

(2013.2)                       

中、下の写真はクリックすると大きくなります。

横山厚夫さんのちょっと昔の山 トップに戻る