乾沢ノ頭
       1981(昭和56)年11月8日

望月達夫さんと岡田昭夫さんの共著『薮山辿歴』(茗溪堂/1988)に、望月さんが「乾沢ノ頭」(からさわのあたま)として書くのが、この1224.6㍍の三角点峰で、大尾根峠(おおおねこうじ)の南わずかのところにある。

点名は「小入木」(こいりぎ)といい、雨竜山や大窪山の別名もあるようだが、ここでは望月さんが山麓の村人から教えられたという乾沢ノ頭の山名にしておく。なお、望月さんがこの山に登ったのは1985年1月、川崎精雄さんと私が登ったのは、それよりも4年前のことになる。

西は須玉川、東は塩川の谷を結び、横尾山から南下する長い尾根を越えて通じるのが大尾根峠道である。2.5万図「谷戸」を見て、その峠の近くに山名の記載はないものの1000㍍を超す山があるからと川崎さんを誘って出かけたのだが、当時は、まだ、乾沢ノ頭などの名があるとは知らなかった。今は車が越すようになった峠も、その時は工事中で、上のほうは昔の細道のままだった。



上 今日も川崎さんは達者な足取りだ。この辺りからは甲斐駒ヶ岳がひときわ立派に見え、南アルプスの眺めが実によいところだ。いつか、よく晴れた初冬の日にでも、もう一度、こんな絶景を楽しみたいと思うので、長沢さん、付き合ってくれませんか。(合点承知。ちなみに今はこんな風景です。長沢)

中 乾沢ノ頭の山頂。八ヶ岳がよく見えていた。

下 上津金近くの石社と石仏。いかにも甲斐の山里の一景。

(2014.3)

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