八ヶ岳冬山合宿 |
1956(昭和31)年
12月30日~57年1月3日 |
奥多摩山岳会の冬山合宿。行者小屋近くのテント場にベースを置き、阿弥陀岳、赤岳、横岳、硫黄岳に登った。新調のウインパー型の冬用テントは8人がいいところだったが、それに10人が入ったのだから、ぎゅづめで身動きもとれない有様。
食後、いっせいに煙草を吸いだすと煙もうもうで周りが見えなくなり、さらには酸素がなくなってローソクが消えそうになったのには驚いた。たまりかねてチーフリーダーの梶さんが禁煙を申し渡したが、我慢しきれずにベンチレターに口をつけ煙を吐き出しながら吸う何人かもいた。
上 硫黄岳頂上からの眺め。迫力一杯の赤岳と阿弥陀岳だ。
中 おそらく硫黄岳での記念撮影。この日は暖かかったのか、みんなヤッケを脱いでいる。それにしても、今では考えられないショビタレた格好というほかはない。
下 ワルノリして「少年老いやすく」を絵に描いたような写真を1枚。ピッケルはSELPPA銘柄で2800円の代物。アイゼンは門田の鍛造8本爪で、確か4000円ぐらいの目の玉の飛び出るような買い物だった。
(2013.11)
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