鷲ヶ峰(ズミの丘) 2016.5.26 霧ヶ峰や美ヶ原のように車が山上まで達してしまう高原や山は、ドライブの観光客がメインであっても、その手軽さからハイカーもまた多い。しかし、車で登れてしまう山に歩いて登ってみようとする人は少ないから、車が来なかった時代にはにぎわった登山道が静かになっていたり、手軽に歩こうと思っている人はメインルートをはずれることはないから、ちょっとルートを工夫するだけで一気に人の気配がなくなる。 中信高原は広大なゆえに、探せばそんな静寂境はいくらでもある。長年の間にはそんな場所やルートをいくつも見つけてきたが、この日のルートはその中でも白眉といってもよく、そう思うのには、私のもっとも好きな季節だったことが印象を良くしているからでもあろう。 この日名付けた『ズミの丘』には、このあと何度か訪れたが、いずれもビーナスライン側からだった。男女倉からも再び登りたいものだとたわらさんの写真を見ていたく遊志をそそられた。 (2022.3) 木曜山行報告へ |