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       節刀ヶ岳 2015.4.23



今これを書いている時点で7年前ともなると記憶も随分薄れているが、このとき節刀ヶ岳の頂上で会った(たしか夫婦だった)人と、それ以前にもどこかの山で会っていて、その奇遇に驚いたことを思い出した。

長く山歩きを続けているから、他にも何度かそんなことがあったように思う。それをきっかけに交遊が始まったということもないのは、これを書くまですっかり忘れていたことでもわかるが、山で出逢ったことで交遊に至ったことなど皆無かもしれない。そもそも人に逢うような山には滅多に行かないこともあるが、そういった山の志向も自分の人付き合いの傾向を示しているようにも思う。

節刀ヶ岳は「せっとう」とも「せっちょう」とも呼ばれ、その語源についてもいろんな論を聞くが、実のところはよくわからない。甲府盆地側から御坂山地を見たとき、尖った山容では釈迦ヶ岳と双璧をなす。そんなところから、案外、「絶頂」が「せっちょう」となったのではないかと愚考する。

(2022.1) 

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