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          榊山 2012.11.15



信濃毎日新聞社発行の『信州ふるさと120山』の記述には何度もだまされたが、そのひとつがこの山だった。詳しくは木曜山行の報告を読んでいただくとして、ま、自分の下調べが甘かったのも、いらぬ藪漕ぎをする羽目になった原因ではあった。要するに、海から最遠の地点を地形図上で確認しておきさえすればよかったのである。

このコースにはその後、山岳ガイドの平田謙一さんのご一行とも登って、そのときも榊山から最遠地点に向かう途中で方向感覚がおかしくなったから、おそらく魔物が住んでいるのであろう。

それにしても、このとき木の枝にぶら下がっていた無数のテープは、おそらく林業用の目印だったのだろうが、いったいどんな作業が行われたのだろうか。それに惑わされて、まるでアリババと40人の盗賊の話のようになってしまったのだった。

『岳人』誌から執筆依頼が来ることは滅多にないが、藪山特集をするからどこか書いてくれと頼まれたとき、選んだのがこの山だった。それも、もう5年近く前で、それから注文が来ないから、原稿の出来が悪かったのだろうか。いや、必ず並み以上の原稿を書く私?だというのにそんなはずはない!!。やはりこの山には魔物が住んでいるのであろう。

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