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          竜ヶ岳 2012.5.11



2006年に出た『山梨県の山』(山と溪谷社)の最初の版では竜ヶ岳は載せず、そのとなりの雨ヶ岳を載せた。そのときすでに人気の山となっていた竜ヶ岳はどうせいくつもガイドブックに書かれているのだから、よりマイナーは方を選んだのだったが、2016年に全面的に書き換えたときには雨ヶ岳を落として竜ヶ岳のほうを載せることにした。

そうしたのは、このとき端足峠の新緑の峠道がすこぶる良かったからで、しかもほとんどのガイドブックは本栖湖キャンプ場からのルートを書くのみで、端足峠からのルートがあまり紹介されていなかったからだった。

天下の富士をもっとも間近に見られ、頂上は広く、しかも登山道に危険はなく、麓に団体が泊れる宿泊設備があるというのだから、学校登山には最適なのは当然で、頂上ではこうした状態になるのも仕方ないことである。

それにしても服装くらいは自由にさせればいいものを、と思うのは、制服からの解放が自由の獲得だった学生時代を過ごした世代の言い草で、今では制服の良し悪しで学校を決めるというのだから時代は変わったのである。おそろいのジャージで歩くことなどなんら痛痒に感じないのであろう。

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