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          八子ヶ峰 2010.8.31



横山夫妻と八子ヶ峰へ行くことになった。前夜は横山夫人の誕生日パーティで、そこに集まった方々からおとみ山とたわらさんが参加することになった。

8月も最終日ともなると、家族連れの夏のハイキングには最適な稜線には誰もおらず、すれ違ったのはたったふたりのハイカーだけだった。下界が相変わらずの残暑にうだっているとき、1700mの稜線の日ざしはじりじりと強いが、風が吹けば涼しい。空の色はもう秋の青さで落葉松は黄色味を帯び始めている。ススキはとっくに穂をつけており、トリカブトの紫の花も咲いていた。

すずらん峠から白樺湖への縦走だったが、この行程で歩いたのはこれが最後になった。というのも、それまで同様の行程の場合は車の回収に白樺湖からタクシーを使っていたのが、この日、控えてあった番号に電話すると、この番号は現在使われておりませんという録音が聞こえるばかり。つまり知らぬ間に白樺湖からタクシー会社は撤退していたのだった。

結局、ヒッチハイクですずらん峠に戻ったが、いつもそんな手を使うわけにはいかない。それと、このあと東急リゾート側から八子ヶ峰に登ってみてすっかり気に入り、八子ヶ峰を歩くのはもっぱらその方法になってしまったからである。

(2016.3)

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