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           滝戸山 2009.1.8



好事家向きだった滝戸山も山梨百名山に選ばれて出世した。車道の鶯宿峠から往復する人が多いが、それでは登山というにはちょっとはばかられる。

しかし麓から登ろうとすると、甲陽学園からが唯一の一般路といえようが、それもさほど人が歩いているとは言えないし、本来の鴬宿峠を経て登ろうとすれば、旧道への取り付きがわかりにくく、やはり好事家向きの山になってしまう。

以前、2度正月登山にこの山を選んだことがあった。その最初は家族だけで登り、その模様は『山の本』に書いた(参照)。まだ娘が小学校に入る前のことである。その後、木曜山行でも正月に登った。

つまりこれが3回目の正月登山となったわけである。滝戸山の北尾根に金刀比羅神社があるので新年の参拝も兼ねて登るのにちょうどいいというわけだ。鴬宿峠の入口に車を置いておけばうまい周遊コースがとれるのもいい。鴬宿峠の旧道は途中から作業道に変わり、かつての峠道の上部はほぼ廃道となっている。稜線には立派な車道が通じていて、峠のなんじゃもんじゃの木だけが変わらない。

この季節では鶯宿峠への車道も通行止で、全行程誰と出会うこともなく静かな山歩きを楽しんだのだった。滝戸山北面の林の写真があるが、特筆すべき美しい林である。

(2015.3)

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