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          ヤクボの頭 2006.11.23



ヤクボの頭とは、信濃川上村の役場の南、千曲川を隔てて盛り上がる、1664mの三角点を頂点とする山で、御陵山から見ると、例の大送電鉄塔の続きの鉄塔がこの稜線上に立っている。それで気になって、山に名前があるのかと原全教の『続・奥秩父』で調べると、ヤクボの頭とあった。

名前を知って登りに行った。鉄塔のある山は巡視路があるので、それを利用したのである。稜線上にもそこそこの径があった。三角点の西にわりと立派な木の祠があって、かつてはお参りに登る人もあったらしい。さらに西の岩峰からは写真のような八ヶ岳が眺められる。こんな山に登る物好きはほとんどいないから、ここからの八ヶ岳の写真などもめったにはあるまい。

その岩峰を下から見ると写真のように岩茸がびっしりついていた。川上村はどこへ行っても入山禁止の立札があるが、こういうものを採るなということだろうか。あまりに立札が多いし、そのうえ鹿柵も張り巡らされるようになったので、かつてはよく登ったこの付近の山からもすっかり足が遠のいてしまった。ヤクボの頭もこのとき以来登っていない。

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