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          倉掛山 2005.12.1



レンゲツツジの花期にはにぎわう三窪高原の北から始まり、笠取小屋付近までの山域は、山歩きの空白地帯のようになっていて、静かな山歩きをするには最適である。

倉掛山は三窪高原から足を延ばす人がほとんどだろうが、広く防火線の切られた稜線は快適とはいえ、車を使ったならそれを往復することになり、いささか長い。

他の方法でうまく倉掛山に登る方法はないかと、この2年前、一之瀬高橋の奥から白沢峠を経由して登った(これは地形図にある破線とほぼ同じ)。それがとても良かったので、同じ行程で計画したのがこのときの木曜山行だった。

この山域は東京都水源林だから巡視路が縦横に通じていて、そのうえきれいに刈り払われているのだからこたえられない。もっとも、この巡視路は一般には公開していないようだし、道標の類もめったにはない。とはいえ通行禁止というわけでもないので、これを利用して、山梨県でも屈指のすばらしい森を何度も楽しんできた。

白沢峠には古い外車のトラックが打ち棄てられていて、これだけ古いともうオブジェのようで、ほとんど峠名物のようにもなっているわけだが、こんな山奥になんでという疑問はだれもが持つだろう。

稜線の東側に歩道にしては広い道がうねうねと続いているが、ここにかつては木材運搬の車が通っていたのである。この斉木林道については横山厚夫さんが私のサイトに書いている(参照)。

(2015.1) 木曜山行報告へ

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